お正月飾り 破魔弓の紹介②
破魔弓は男の子のお正月飾り。
弓は「魔を射る」ためのもの。
中には、下の写真のように太刀がついているものがあります。
(太刀は上に反るようにかざります。刀ではありません。儀式のためのものです。)
太刀が飾られている理由は、
昔から「魔物は光物をきらう」と言われているからです。
皇太子妃、愛子様が御生まれになったとき
女の子にもかかわらず、刀をおくられたのはそういった理由からです。
これも大切な日本の文化伝承です。しっかりと伝えて行きたいです。
ちなみに矢は五本あります。
五本矢は次のような意味があります。
万葉の昔から最高位の色とされ、五行思想・仁義礼智信を表します。
青色…生まれ生ずる力・生命力の源
白色…何事にも動じない心・希望
赤色…強靭な心
紫・黒…尊厳・人を尊ぶ心
黄色…広い心
日本人の大切な「心」を表すようです。(鯉のぼりの吹流しの五色も同じですね)
ご参考までに弓と太刀は五月人形にも添えて飾ります。(写真参考)
人形の石川 四代目
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