お店にひな人形がたくさん並んでいます。
これから、どの人形店でも並び始めると思います。
ひな人形を今日から、ご紹介していきます。
(お店にはたくさんありますので、その中の一部ですが)
お嫁に行く前に(ご成約されて店頭から消えていくことですよ)
紹介できたらと思います。
オーソドックスな有職雛です。
着物の着せつけは本着せ。
姫の着物は上下つながっています。(普及品は上下バラバラです)
着物の裏には和紙が使われています。風合いもよく、防虫効果もあります。
鶴と松の刺繍が施してあります。
着物も平物ではなく、地紋が織り込んであります。
金の刺繍…金は毒消しの意味もあります。
高価なものという意味もありますが、光物で魔をよけるとも言われております。
鶴…縁起物とされています。
鶴は千年、亀は万年といわれるように、長寿が本当の意味です。(家紋などもあります)
有職紋様に向かい鶴などありますが、平安時代から多く使われていました。
松…松竹梅の一番とされています。
松は枝を広くひろげます。冬の寒い時期も広い枝はそのままです。
心の広い友を持つようにと願いもこめられています。
いろいろ奥深いですね。単にひな人形は人形ではありません。
平安時代から1000余年続く文化です。意味を知り、伝えていくと
平安時代から今がつながるのです。
ひな人形にはいろいろな「心」がこもっています。
人形の石川 四代目
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