今年は、黒塗りの屏風を例年より多く取り揃えました。
お雛様にはオーソドックスな金屏風が一番だと思います。金は毒消しの意味もあり、
昔から高級品と謂われていました。
黒塗りの屏風は、輝きがあります。
お雛様を飾ったときに、お雛様の後ろの袴を
鏡のように映し出してくれます。お雛様が多方向から見ることができます。
(昨年も何点か取り揃えましたが、完売いたしました。)
下の写真は黒塗りの螺鈿(らでん)屏風です。
奈良時代に唐から来たとされる螺鈿。貴族の中で高級品としてありました。
螺鈿とは、夜光貝やアワビの貝の真珠質の部分を砥石でみがき、
一定の厚さにして、柄の形に切ってにはめこんだり、はりつけたりします。
光の当たり方によって、貝の部分が青や白に美しく輝きます。
屏風を換えることによって、お雛様がまた、一段と引き立ちます。
黒塗りの屏風を何点かご用意しております。
数に限りがあります。ご希望の方はお早めに。
(金屏風よりお値段は多少、高くなります。その分、手間と仕上げの美しさは違いますので)
「心のこもったお雛様を」
人形の石川 四代目
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