江戸の文化、化政文化を勉強するために、
空き時間を使って、
名古屋ボストン美術館に行って来ました。
化政文化の「錦絵」(浮世絵)を見に行きました。
一世紀ぶりの展覧でもあるため、この機会を逃すと、
ひょっとしたら100年後にしかまた見ることができないでは…
そんな思いで見て来ました。(アメリカのボストンに行けば見られると思うのですが)
町人の文化です。
江戸時代より以前は貴族の文化が盛んでした。町人の文化は江戸時代に入ってからです。
実は、お雛様も江戸時代に貴族から町人に普及したといわれています。
華やかな文化が栄えた時代の共通なものを感じるために
いろいろ勉強して来ました。
東洲斎写楽
当時の彩りがそのまま現存することにまず驚かされます。
本当に綺麗に残っています。
町が華やかになっている様子、人々の暮らしが豊かになっている様子など
しっかりと伝わってきました。
約200年前のものとは思えません。
200年という時を短く感じさせてくれました。
当時から五節句
人日=お正月
上巳=お雛祭り(ひな飾りも錦絵にありました)
端午=5月5日 (菖蒲やのぼり旗、鐘軌様の旗も飾ってありました)
七夕=たなばた(当時は、書道や算術(そろばん)が上達するようにと願った日のようです)
重陽=9月9日(菊の節句。菊酒を振舞う。菊の花を飾るなどして長寿を願います)
錦絵にしっかりとありました。
こういう文化を大切にして、受け継ぐこと、伝えることをがんばろうと本当に思いました。
参考までに、
人形の石川の店頭で
江戸のお雛様を再現したものを飾ろうと思います。
(当時の人形ではなく、現代のお雛様で、当時のお飾りを再現します)
何とも不思議な感じがします。一度ご覧下さいませ。
時を繋ぎ、今に蘇る。そんなお雛様です。
「心のこもったお雛様を」
人形の石川 四代目
ホームページ