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今年の当店のテーマ
「美しきもの。~古典的なお雛さま~」
毎年恒例
12月17日から19日まで
浅草寺境内にて羽子板市が開催されます。
羽子板市の時期が来るといよいよ年の瀬だと感じます。
そして、羽子板や破魔弓を飾り、お正月を迎える時期です。
もう用意をしないと。
羽子板の歴史について
羽子板の歴史は古く神社などで魔除けや占いの神事に使われていたと。
この羽子板がお正月の遊戯や贈り物に用いられたのは室町時代です。
羽子板は、古くは「胡鬼板」(こぎいた)や「羽子木板」(はねこいた)とも
呼ばれ、羽子(羽根)は、「胡鬼の子」「はごの子」「つくばね」とも
呼ばれていました。
室町時代の永享4年(1432)正月5日に、宮中で宮様や公卿・女官などが
集まって、男組と女組に分かれ「こぎの子勝負」が行われたと「看聞御記」
という書物に記録されています。
戦国時代から羽根つきに厄払いの想いがあり、江戸時代は年末に邪気よけ
として羽子板を贈ったとのことです。 今も女児の初正月に羽子板を
贈ることが習慣が残っています。
江戸時代になり羽子板の図柄は日の出・七福神・松竹梅など
目出度い絵に加えて、町人文化・元禄文化を反映して「歌舞伎」の役者絵が
登場します。錦絵の影響を受けた貼り絵の羽子板が作られ、
江戸時代の終わり頃に、押し絵を応用した役者似顔絵が作り出され、
高い人気がありました。
明治時代に入り、歌舞伎黄金時代が到来し、
九代目団十郎・初代左団次・五代目菊五郎などの名優が登場
押し絵や押絵羽子板が江戸工芸・東京の職人芸として完成していきました。
災厄を被い、幸福を祈る気持ちが込められた羽子板が、
お正月の遊びや新年を迎える贈り物としてふさわしかったのです。
お正月に羽子板を飾ったり、女の子の初正月に羽子板を贈る習わしは、
古くから伝わる魔除け、厄被いの意味によるものです。
新年の幸福を祈ったり、誕生したばかりの赤ちゃんが、
丈夫に、すくすくと育つようにとの願いを込めて飾ります。
羽子板が「女の子のお守り」と言う意味は?
羽子板で突く羽根に付いている黒くて堅い玉は、
無患子(むくろじ)という大木の種です。
読んでのごとく「子が患わ無い」という意味で、
羽子板が無病息災のお守りになった由来です。
また、羽根が病気を運ぶ蚊を食べてしまうトンボに似ていることから、
子が蚊に刺されないように、
つまり無病息災の意味につながったとも言われています。
新しく迎える年に幸福の羽子板、破魔弓はいかがでしょうか?
12月15日(日)
矢印のところにみえる警備員に一言声をかけてくださいませ。
当店まで通していただけますので。
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