盆提灯の紹介①

（高さ８３㎝）

ユネスコ無形文化遺産

国指定重要無形文化財

「本美濃紙」

１３００年の歴史を誇る

美濃和紙の本流にして原点

白く美しい、柔らかく強い。

求められる要素を極めた紙、

それが本美濃紙です。

陽に透かすと、繊維が整然と美しく

絡み合っているのがよく分かります。

本美濃紙は指定された要件を満たしたもので、

美濃和紙全製品のうちの１割ほど。

長良川の支流、板取川を流れる

質の良い豊かな水、

最高級の茨城県産那須楮、

道具は木曽ヒノキと

硬い真鍮の漉き桁、

竹のひごをそぎつけした漉き簀などを使います。

漉き方は縦揺りを加えた複雑な方法で

繊維を整然と絡み合わせています。

書院紙と呼ばれる本美濃紙は、

昔から美濃市牧谷地区で漉かれてきました。

「本美濃紙」を漉くことができるのは、

本美濃紙保存会会員のみで、

現在は実質３名の職人が漉いた

紙のみが流通しています。

そんな本美濃紙の盆提灯

仏様のためにいかがでしょうか？

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