お店に飾る一つのお人形を選ぶのに、中には数カ月も悩み、職人さんに無理を言ってこしらえて頂くこともあります。お人形の着物、お顔、小道具、そして屏風など、すべてにこだわり、妥協をしません。その大切なお人形が一流の職人さんの元から届いたら、一つ一つ心を込めて、丁寧に店内にお飾りいたしております。
糸を染める染色屋さん、着物を織る機屋さん、その着物を着せ付ける人、屏風を作る人、雪洞を一枚ずつ貼り付ける人、たくさんの人が一生懸命、手をかけ出来上がった雛人形。そんな人達の手仕事を大切に大切にしています。機械ではできない仕事ばかりです。職人さんの「手」それは日本の宝なのです。
手仕事には心があり、その心は美しく、また純粋でもあります。いいものを作りたい。その純粋さが素晴らしいものを産んで行くのです。