お婿様の気持ち・立場を大切に

雛人形、五月人形、鯉のぼりもそうですが、初節句のお祝いに、一般的には、母方のほうがご購入されます。(ご両家でご購入される方も増えてきました。)

お店に、節句人形を見に、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、お子さんと揃って来られます。そういった場合、おとうさん(お婿様)は頂く方の立場にありますので、なかなか、本音を言えません。

金額のこともありますし、好みもあると思います。

いくら「好きなの選んでいいよ」と言われても、かなり遠慮します。

逆に言ってはいけないと、我慢されている方もみえます。

自分もそうでした。

やはり、買っていただくお気持ちが有難いので、何も言えませんでした。

お婿さんの気持ちを考えてあげてください。

もし、一緒に節句人形を見るのでしたら、前日にでもおかあさんとおとうさんでお好みや予算など話あってから、見に行かれたがいいと思います。

または、雛人形は、母方だけで選んでいただくほうがいいと思います。

雛人形は女性の感性で。五月人形は、男性で大変興味がある方がみえます。

お婿様の意見を聞くか、先に下見をして、好みを聞いておくほうがいいと思います。

昔は、贈り物ですので、おじいちゃん、おばあちゃんだけ選んだものです。

おじいちゃん、おばあちゃんで選んでいただいても結構です。

中には、[おじいちゃん、おばあちゃんが選んでくれたものだから、大切に、毎年お飾りしています。]いう方もみえます。

本当は、贈り物、縁起物ですので、送り先の人に「何がいいですか?」と聞くものではありません。。

お歳暮、お中元でも先方様に「何がいいですか?」と聞く人はまず、いません。先方の好みを考えて、喜んでもらえるものが一番いいですから。

おむこ様への配慮